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爆クラ5、渋谷慶一郎ゲストにて「モーツァルト!」必見!!!!

 「覚えてる? 9月に踊ったダンスを 雲ひとつない晴れやかな気持ちで! 」

 アースウィンドアンドファイヤー「Sweptember」より

 なーんてね!


 台風はまだまだ上陸するでしょうが、その後の浄化されたような空気と空に、まっとうな気持ちと人生が、よみがえってきますよね。そんな、”仕切り”の時期に超ふさわしい、『爆クラ』のお誘いです。

 題して「爆クラ 第五夜 ~モーツァルト!』

 9月16日(金)@音楽実験室 新世界 19:00open 20:00start

 音楽史上、最も愛され、しかも謎が多い、大天才・・・・。


 録音クラシック音楽を爆音で聴く「爆クラ」は、ショスタコ―ヴィチに始まり、前回のブルックナーまで、クセ者&通好みの作曲家を取り上げてきましたが、ついに真夜中の魑魅魍魎世界を抜けて、モーツァルトに挑みます。

 「真・善・美」を形にすれば宝塚歌劇団でしょうが(ホントか?)、音にすればそれは、モーツァルトの音楽になります。実は生家で作曲家の父・昭が、唯一自分の曲以外に流していたのがモーツァルト。あまりにも普通すぎて、好きとか嫌いの範疇ではない、いや、音楽ですらないように感じていたその世界は、ロックやら、クラブやらジャズやらを通ってきた老獪な耳で聴いてみたとしても、あらためて”やはり、これはもはや音楽ではない”(いや音楽だ! という所も含めて)という別格の塊として横たわっています。

 とっておきのゲスト解説者は、なんと渋谷慶一郎さん。先鋭的な電子音楽を発表しつつ、そのバックグラウンドは芸大作曲科というこの論客に、爆クラゲストを依頼したら、上がってきた作曲科が、ジョン・ケージ系ではなく、モーツァルト!

 意外! のようで、そうではないこの大ネタを展開するにあたって、さすがの選曲が上がってきました。

 

参考資料↓


Glen Gould- Mozart Piano Sonata No.8 K.310 A minor Movement 1 - Allegro Maestoso

Mozart Ave Verum Corpus por Leonard Bernstein

(ちなみに私はこれを暗譜で歌えるんですねー)

 モーツァルトについては、数々の論考や「アマデウス」などの映画やメディアを通して、そのキャラについても多くの人が知っていますが、今回のテーマのひとつは「未来派モーツァルト」といったもの。彼は現代の先駆的な音楽家に通じる要素がたくさんあり、たとえば、自動オルガンのための曲をいち早く作ったり(打ち込みですよ!)、クライアントの注文に答えて多数の名曲を生み出したところ何ぞは、まあ、今で言う、中田ヤスタカ系。各地に呼ばれて旅巡業したところは、一流DJのライフスタイル!  都市伝説中最大アイテム、フリーメーソンにもガッツリ、絡んでおります。

 「疾走する悲しみ」「天国的」と呼ばれる、その音楽がなぜ、時空を超えて、人間の心を揺さぶってくるのか?  その神髄をぜひ一緒に体験しましょう!

 教養としてのクラシックではなく、ドミューンに親しんだクラブ耳を持つ人にこそ体験してほしい、この爆音音浴。録音とクラブ音響という現代のテクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションを堪能していただければ幸いです。



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Yuyama Reiko presents

爆クラ 第五夜 「モーツァルト!』


9月16日(金)

19:00open 20:00start

音楽実験室 新世界【六本木通り沿い。西麻布と六本木の間、ディスコa-lifeの並び】


料金:¥2,000+ドリンクオーダー

   ¥1,000+ドリンクオーダー(学割)


予約をぜひ!


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曲目予定


★★★19時~20時開演前には、秘密の映像が流れます。


●歌劇「ドン・ジョバンニ」K.527 序曲

 ニコラス・アーノンクール指揮  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団


●歌劇「魔笛」K.620 序曲

 ニコラス・アーノンクール指揮  チューリッヒ歌劇場管弦楽団


●モーツァルト序曲集より 弦楽五重奏第2番ハ短調 K.406

 クイケン弦楽四重奏団+寺神戸亮


●ピアノソナタ8番 イ短調 K.310

 グレン・グールド


●交響曲36番”リンツ” ハ長調 K.425

 カルロス・クライバー指揮  ウイーンフィルハーモニー


●交響曲25番ト短調 K.183

 トン・コープマン指揮  アムステルダム・バロック管弦楽団


●ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537

 ニコラス・アーノンクール指揮  フリードリッヒ・グルダ ピアノ

 ロイヤル*コンセルトヘボウ管弦楽団


●二台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365

 ニコラス・アーノンクール指揮  フリードリッヒ・グルダ、チックコリア ピアノ

 ロイヤル*コンセルトヘボウ管弦楽団


●ピアノ協奏曲24番 ハ短調 K.491

 内田光子 指揮、ピアノ  クリーヴランド管弦楽団


●アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618

 レナード・バーンスタイン バイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団


●フリーメーソンのための小カンタータ「高らかに僕らの喜びを告げよ」 K.623

 イシュトヴァン・ケルテス ロンドン交響楽団


●カンタータ「宇宙の霊なる君」K.429

 イシュトヴァン・ケルテス   ロンドン交響楽団


●自動オルガンのためのアダージョとアレグロ ヘ短調 K.594


●レクイエム ニ短調 K.626

 トン•コープマン指揮 アムステルダム•バロック管弦楽団


●レクイエム ニ短調 K.626

 ニコラス•アーノンクール指揮 ウィーン•コンツェントゥス•ムジクス


●レクイエム ニ短調 k.626  Version Peter lichtentahl

 アラバマ弦楽四重奏団


●Mozart in Egypt(謎のCD)


席亭:湯山玲子

ゲスト:渋谷慶一郎


席亭

湯山玲子(ゆやまれいこ)

著述家、ディレクター。著作に『女ひとり寿司』(幻冬舎文庫)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス等)。父君がクラシック作曲家、湯山昭という環境に育ちつつも、ハマったのはクラブミュージックで、著書『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)は、クラブ文化を都市や歴史風土の観点から分析、論考を行った。坂本龍一との対談がwebマガジンcommmonsで連載中。日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。



ゲスト

渋谷慶一郎(しぶや・けいいちろう)

音楽家。東京芸術大学作曲科卒業。2002年に音楽レーベルATAKを設立。国内外の先鋭的な電子音響作品をCDリリースするだけではなく、デザイン、ネットワークテクノロジー、映像など多様なクリエーターを擁し、精力的な活動を展開する。2009年、初のピアノソロ・アルバム『ATAK015 for maria』を発表。2010年には『アワーミュージック 相対性理論+渋谷慶一郎』を発表し、TBSドラマ『Spec』の音楽を担当。2011年は、モスクワでのイベント『LEXUS HYBRID ART』のオープニングアクトを担当するなど、多彩な活動を続ける。9月10日『TAICOCLUB CAMPS '11』に出演。9月末にファーストアルバムに2曲の新曲を追加したアルバム「ATAK000+ Keiichiro Shibuya」をリリース。

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