top of page
yrcclogo_wht.png

湯山玲子のカルチャークラブ

『湯山玲子のカルチャークラブ』というサロンを開設します。「みなもすなるサロンといふものを、我もしてみむとてするなり」ですかいな? とお思いでしょうが、実はこういった私塾の企画はかなり昔からあって、震災前に「女子校」と言う形で準備を進めていたりもしました。当時、そして今でも女性の生き方についての本や発言を続けていたのでその「口立て」版という体ですね。

 

しかし、今回のサロンは男女共学。そして、名の通りテーマを文化系に絞り込んだ「教養」に絞り込んでいます。コロナ禍の現在、教養をテーマに据えながらも、おのずと「生き方」についても触れていくでしょうが、何にせよ今後も続く混迷時代を生き抜いていくのに教養は不可欠。

 

このあたりは、すでに多くの心ある識者が語っていますが、たとえば「不倫」ひとつにしても、ジェンダー、東アジアの儒教的価値観、キリスト教、トルストイの『クロイツェル・ソナタ』の一方で、フランス宮廷作法などの教養が、「ダメ絶対」と思う、いや思わないという自分のなかのモヤモヤに対して、明快さを与えてくれます。そして、教養を手中にすれば、いわゆる「同好の士」ですが、豊かで多才な人間関係が生まれてくるというのは、これ本当のことなのです。

 

「そんなのわかってるわ!」ということなかれ。本を何冊読んでも、コンサートに何度も足を運んでも、何を食べても、自慢できるのは数と経験だけで、教養が身につかない人はたくさんいます、教養はその人の人生に深く食い込み血肉となるもので、「私が好きなこのライン」と、歴史を通じたジャンルの価値評価の双方とのバランスで落とし込まれるものですが、どうも日本では前者を確立している人が少なすぎる。教養の血肉化には、言葉でそれを落とし込んでいく、ということが重要。このサロンはそのあたりをメンバーと追求していきたいと思っています。

 

巷のサロンは、参加者に居場所を提供するのみの、まったり系のものが多いのですが、『湯山玲子のカルチャークラブ』は情報満載でアクティヴです。もちろん年齢性別は問わず、この世の中、規格外で生きていくぜ! という気概のある方にはご満足できる内容になっておりますので、ふるってご参加下さい。

bottom of page