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野宮真貴リサイタル前夜なのだ

 本日は、スパイラルホールにて初のリハ。

 菊地成孔、岩谷俊和両陣営も揃って、まさに御前試合の様相でございます(と、先週末からの「シグルイ」の影響か、どうも思考が武士道なり)

 音も実際に劇場で鳴らすと響きが違うし、照明はもっと大変で初めて、プランではなく本当の光を当てることになるわけです。あっ、映像も一緒ですね。初めて、舞台に絵が浮かび上がる、という。

 しかしながら、本番って必ずやってくるものですよね。  逆にずーっと稽古ばかりで、本番がないということはあるのだろうか? そのネタで不条理小説が書けそうな気がします。カフカみたいな、ある種の刑罰のような・・・。リハーサルばかりの人生。いや、人生はリハーサルだ、なんて寺山修司が言ってそう。あっ、それはサーカスか。

 帰りに野宮さんとダンナさんと息子ちゃんとみんなで下のcayに言って軽飲み。  息子であるニキ君はまた背が伸びており、「シグルイ」を知っておりました。さすが、マンガ好きだけのことはある。

 飲み中、メイクの富沢ノボルと話していて、急に「ヘアメイクマンガ」を思いついてしまいました。主人公はノボル少年で、ライバルの陰謀にあって憤死した父の復讐に燃える、炎のヘアメイク師。サブキャラとしては、ヒマラヤの山中で雪豹の毛を使った、究極のメイクブラシを作り続ける老師がおり、野宮さんはメイクの妖精で、ノボルのピンチの時、三回まで魔法を使えるという具合。レディコミ系には「ヘアメイクは見ていた」っていうんで、メイクの現場の愛欲図(そんなのあるのか?)を暴く、というのも出来ます。化粧品は今、科学最前線でもあるので、「美味しんぼ」型のうんちくでヴォーチェさん、いかがっすか、という感じです。

 さて、明日は本番です。

 舞台の神様がにっこり微笑んでくれることを祈ります。

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