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執筆者の写真湯山玲子

大河ドラマ「天地人」にもはや止まらん萌え心

 しまったーっ。もう、二時半を過ぎとるやないかい。


 買い物に出かけるはずが、NHKの前でスタックしてしまい家から出られません。

 そう、何かと言えば来年の大河ドラマ「天地人」の番組宣伝に、主演ふたり、妻夫木聡と北村一輝が出ていたからなのでした。


 妻夫木が大河であの上杉兼続をやり、相手役は北村一輝だ、と聞いたときは、マンガ『花の慶次』原理主義者のワタシは狂喜乱舞したものでしたが、なんと、一輝様は前田慶次役ではなく、上杉景勝役というド真面目な陣容。あれれ、とずっこけたものですが、よりによって、ワタシのスィートスポットいやさGスポット直撃の役者ふたりの抜擢に問題があるわけはな-い!


 それにしても配役が凄い。上杉謙信に阿部寛、泉沢久秀に東幹久、上杉景虎に玉山鉄二って、こりゃ、キャスティングに絶対、腐女子かもしくは、腐女子の心を持った素晴らしいオヤジ(まあ、こっちでしょう。ていうか、そいつに会ってみたい)が参加してるな。よーくモノの解った、萌え萌えラインナップです。


 妻夫木は映画『ジョゼと虎と魚たち』で見せた、日本映画の今まで見た中で一番セクシーで感動的だった(もはや、『ベティーブルー』か『ラスト・タンゴ・イン・パリ』の域)のベッドシーンをなしえた逸材。そして、北村一輝もこれまた、JAM films 中「the messenger -弔いは夜の果てで-」にて、日本人離れした色悪ぶりを発揮し、加えて、ジーナ・ガーション似の薄情な唇が、これまた、湯山的なリビドーのツボにのはまりまくりの美丈夫。重ねて言いますが、このキャスディレクション、もしやワタシの妄想が想念になって、関係者にとりついたんじゃないか?


 お二人、いや、今回の大河役者陣は大変に仲が良いらしく、しゅっちゅう飲みに行っているそう。どうやら、ロケアップの飲み会では、東幹久が酔っぱらって、チューをふたりに迫ったらしいのですが、そのお流れを頂戴したいと思ったのは、ワタシたけでは無いだろう。そーんな、美味しすぎるネタを披露された日にゃ、期待は否応にも高まるっちゅーもんです。いやいや、番組中、ポロッポロッと出てくるエピソードが相当、そっち方面に深読みできそうなものばかりで、もはや、「デトロイト・メタル・シティー」のクラウザーさんファンの心境。


 本編だって凄いよ。だって、兼継のカブトの装飾は「愛」一文字だもの。わはははははは! これ、れっきとした史実らしいのですが、当方、歌舞伎町の老舗ホストクラブ「愛」の愛田社長の笑顔が頭をよぎりましたぜ。


 『篤姫』でロリコンの男性妄想を一挙に掴んだ後は、腐女子とゲイのみなさんにシフトチェンジという見事な離れ業。NHK最近、ホント、絶好調じゃないかい!


 世間に少なからずいる、花の慶次こと前田慶次のキャスティングがここに来て、未だ発表されていないというのも、ある意味、戦略として上手すぎです。こりゃ、高度な、じらしプレイってことですかいな。その、最重要な最後の一コマをいったい、誰がやってくれるのか! もう、こうなったら、アメリカからヴィゴ・モーテンセン(まだ、言ってる)、香港からトニー・レオン、韓国からイ・ジュンギぐらい、呼んでこいっつーの。


 今年のシメはこんなところで失礼したします。


 皆様、良いお年を。


PS  とりあえず、以下に配役。男ラインナップ、やばすぎでしょ?

→直江兼続加藤清史郎→妻夫木聡  長尾喜平次→上杉景勝/溝口琢矢→北村一輝  お船並木瑠璃→常盤貴子  初音長澤まさみ  樋口惣右衛門高嶋政伸  お藤田中美佐子  樋口与七馬渕誉→小泉孝太郎  泉沢又五郎→泉沢久秀柴崎洸守→東幹久  上杉景虎玉山鉄二  華姫相武紗季  菊姫比嘉愛未  桃→仙桃院高島礼子  上杉輝虎→上杉謙信阿部寛  徳川家康松方弘樹  柿崎晴家角田信朗  織田信長吉川晃司  羽柴秀吉→豊臣秀吉笹野高史  登坂藤丸→登坂藤右衛門→甘粕景継新井海人→パパイヤ鈴木  石田佐吉→石田三成小栗旬



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