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執筆者の写真湯山玲子

野宮真貴リサイタル「JOY」のソーカツかつ思い出


 いやいや、ずっとお休みしていたブログですが、再開します。GWはあえて自宅で整理整頓修行(お釈迦様は修行途中、悪魔がいろんな誘惑を仕掛けてきて大変だったらしいが、私の場合も同じ事。何でああ発見されるかね。五年前のビックコミックや焼き肉特集のダンチュウや「ソウルとんねるず」のビデオがっ!)なのだが、がんばって書くぞー。  一ヶ月以上前になってしまいましたが、不肖私がプロデュースを行った、野宮真貴リサイタル「JOY」の総括かつ思い出ですね。考えてみれば、高校生時分、時代でいえば70年代後半、初の海外旅行に出向いたパリで、「ムーランルージュ」に心神喪失になって以来、「キレイなお姉ちゃんが洒落た音楽で歌い踊る大人のショー」というものに囚われ続けてきた自分にとって、ある意味、夢の実現だったわけで、ともあれ、無事に済み、お褒めの言葉いただいたりして、ようやっと肩の荷が下りた、という感じでしょうか。ロマンチカの林巻子演出故に今回、初めて引き出された、野宮さんの気高くハイプなお色気。あれですよ。石ノ森章太郎描くところの、「家畜人ヤプー」のポーリーン・ジャンセンそっくり。野宮さんがその時、まとっていたのは、衣装を担当した、マッセ・メンシュの黒のシースルーのボウタイブラウスですが、これ、マッセには珍しくフリーサイズに近いので、不肖、私も購入。体型的には、伊丹十三の「お葬式」における喪服の高瀬春菜感はいなめませんがね。  月刊TITLe誌の写真特集の取材もかねて、録音のため音楽監督、リチャード・キャメロンの本拠地のベルリンに行ったりもしました。彼の手になる新「Twiggy Twiggy」は、映画「ライフ・アクアティック」の音楽で、DEVOのポール・マザースバーグが打ち出した、脱力音響サウンドのオマージュっぽくて、格好良かったなあ。女優のショウビズにありがちな「クライマックスやカタルシスを与えない」感じ、抜き、の感覚は、今回のような非予定調和コラボの醍醐味とも言えます。  すでに、来年の第二弾に向けて動き出しています。

 そういえば、美人寿司とかもやったなー。

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